フリーホラーゲーム作者のアタマの中
学習と合格編
今この記事を書いているのは4月中旬。
浪人が決まった人も、受験勉強が始まった人も
これから勉強しようとしている人にも
間に合いそうだしちょろっと書きます。※一部理系向け
前回の話はコチラから。
今回は教材・場所・メンタルに触れて浪人エピソードを完結にしたいと思います。
1. 教材選び
高校の定期テストで平均点くらいが取れていれば
基礎力はあると思った方が良きです。
分からないところは問題集を回している内に理解できる様になるので
参考書を選ぶときは広い範囲を網羅していて、
難関大入試レベルの問題と詳しい答えが載っているモノをまずは一冊選びましょう。
作者の場合はこんな感じでした。
英語(シス単+ポレポレ)
数学(進研ゼミ※、セミナー)、物理(進研ゼミ、重要問題集)、化学(進研ゼミ、セミナー)
国語(忘れた)、地理(忘れた)
志望校の過去問(10月以降)
進研ゼミは現役のときに届いたまま放置していたものです。
あまりお金をかけたくなかったので、問題集のほとんどは学校で買わされた物でした。
あと後述しますが、自宅外で勉強していたので少ない参考書を何周もする方式で勉強していました。
教材ごとの勉強法をさらっと記述すると次のようになります。
「シス単」
日本語を隠して単語の意味を答える動作を一日100単語。
間違えた単語に印をつけて10回ノートに書く。
リスニングCDは移動時間と睡眠時にずーっと聞き流し。
「ポレポレ」
英語長文読解のために購入。
一冊のノートに一行飛ばしで英文を書き、間の一行にオレンジボールペンで日本語訳を書く。まずは本の内容全文書き写す。
上から赤下敷きをかぶせると日本語訳が消えるので、
ホワイトボードマーカーで下敷きの上から訳を書いて答え合わせ。
クリーナーを使うと一瞬で消せるので高速読解に効果あった(と思う)
1つの長文につき次の日、三日後、一週間後、一か月後というスパン(※後述)で復習する。
「進研ゼミ」「セミナー」「重要問題集」
理系科目は難易度の高い実践問題のみを扱う。
偏差値40代の人間に高難易度の問題は解けないじゃないか
と思いますよね。その通りです
が、解けないならば答えを暗記すれば良いのです。
数学は暗記科目ではないと言われますが
複雑な問題の解法を暗記すれば未知の問題と出合ったとしても
知っている解法を分解して当てはめていけば意外に解けます。
公式も、式だけ見て覚えるより
問題の答えを見て使われ方を知った方が覚えやすい様に思えます。
なのでまず難しい問題一問を30分かけて解いてみて
解けなかったら解答を一字違えずノートに写すという解き方をしていました。
一日で解ける新規の問題は一問だけで、(キャパオーバーを起こさないようにするため)
復習は次の日、三日後、一週間後、一か月後というスパンでおこないました。
復習の際はなるべく解答と同じ記述になるよう心がけていました。
「過去問」
初回は時間制限を設けず、とにかく粘って1つでも多く問題を解くようにしました。
二回目以降はタイムを縮める様に努めます。
4周以上すると30分以上残してフィニッシュできる様になり
自信がついて本番を前にしたときの緊張を和らげてくれます。
2. 場所
実は中高浪人時代、作者の家には自分の部屋がありませんでした。
(大学に入ってからは物置部屋を実効支配して自室にしてます。)
狭い家に家族5人が入っているので仕方ないとは思いますが
勉強するにはあまりにもお粗末な環境でした。
なので浪人になってから家の外で集中する事にしていました。
いつかは浪人ゆかりの地巡りと称して友達を連れていきたいなと
思っていたりします。
最近はコロナ対策で使えないことが多いので注意が必要です。
①地元の図書館
静かで清潔なので集中するには持ってこい。
ただしホームレスやうるさいオッサンが出没することも。
本が置いてあるので息抜きに読んで楽しい。
(作者はこれが高じてミステリー好きになりました。)
②大崎「ゲートシティ」の机椅子
外光をかなり取り入れた明るい空間にずらりと並んだ机椅子。
7時から使用できるということもあり、高頻度で通っていた。
昼になると大量の社会人が流れてきて机の争奪戦が起こるのだが
ちょっと申し訳ない気持ちで勉強していた。
机の広さは丁度良い感じでした。
③世界貿易センタービル「展望台」
浜松町にある某高層ビルの展望台。
東京タワーの展望台と同じ高さにあり、全面ガラス張りなので景色が凄く良い。
一回600円で朝から夕方までいられたので週一で通っていました。
夜はカップルが多く来るが、暗くなって勉強出来なくなるので彼らが来る前に退散でき精神衛生上良い。
最終的に従業員の方と仲良くなってデザートを差し入れて貰えた...。
④カフェ
個室っぽいものがあるカフェや
無料で使えるマッサージチェアが置いてあるカフェなど
個性的なところが多く居心地が良い。
3. メンタル
勉強って結局これが一番重要かも。
合格を目指して進む道は「宗教」に近いものがあると思います。
参考書は経典、ノルマは教え、努力の跡が心のよりどころ
こんな感じでしょうか。
自分が決めた参考書を信じて繰り返す、は理解できますね。
勉強のノルマとは何か考えましょう。
勉強時間...ページ数...解答速度...
作者の場合、一日のノルマは問題数と時刻で決めていました。
難しい問題は一問、簡単な小問は数十問など。
そして難しい問題の空欄には5つの日付をいれていました。
それが当日、次の日、三日後、一週間後、一か月後です。
日付通りにこなし、解いたらその日付にシンプルな●シールを貼っていました。
時刻に関しては夜22時に寝て4時に起き、
朝イチが英語でその後6時までは数学で...という感じです。
この日程はエビングハウスの忘却曲線という原理に基づいて決めました。
これらのタイミングで復習をおこなうと記憶が長く定着する、というものです。
●シールはこれだけ勉強をやってきたんだという印になっていて
自分が努力してきたことの確認に役立ちました。
早起きすることで、家族が起きる前の集中できる時間を得たり、
他の受験生とは違うリズムで生活していることに謎の自信を見出すとか...
こうやって説得力のある学説を取り入れたり、屁理屈を使ったりして
自分の勉強方法に正当性を見出せると勉強が続けられる気がします。
「必中の雨乞い師は、雨が降るまで雨乞いする。」
という誰かの言葉があるのですが、
雨が降るまで雨乞いを続けていれば、いつかは雨が降る
というのは当たり前な話です。
そしたら
成果が出るまで勉強を続ければ、いつかは必ず成果が出る
というのも当たり前ではないでしょうか?
たとえやる気が出なかったとしても、
スランプに陥ってしまったとしても
自分を信じて続ければ、それは結果として現れるんじゃないかなと思います。
そういうわけで受験生みんな頑張れ!
最後に継続のコツを送るとするならば...
今日やらなきゃいけない理由を考えるよりも、
続けた先にあるたくさんの幸せを想像することだと考えてます。
応援してくれる人がいると、きっとさらに強いです。
P.S.ですます調統一までの道は長い。