フリーホラーゲーム作者のアタマの中
法廷で会おう
この挨拶を交わせるのは
被告と原告の関係にある人たちだけだと思っていませんか?
実のところ、この挨拶が使えるのはそういった関係の人たちだけに留まりません。
例えば友人たちと裁判傍聴へ行く予定を立てたときにも使うことができます。
さて、この裁判傍聴ですが、これは作者の細やかな趣味の1つです。
裁判傍聴が趣味足りえる理由の1つに
自分が経験したことのないドラマを追体験できることがあります。
(しかも無料で)
今までで印象に残っているものを少し紹介してみます。
I. 覚せい剤に手を出した青年
被告:20代男性、実家住み、建築業
判決:有罪、懲役1年
ただし執行猶予3年
この裁判は初めての傍聴で見学しました。
ゆえに多くの点が印象に残っています。
・年齢が作者ととても近かったこと
・被告の母親が涙ながら
「息子を更生させる」と証言台で言っていたこと
・薬物を使うきっかけが友人だったこと
・薬物の入手場所が新宿近辺だったこと
・執行猶予の仕組みについて初めて知ったこと
犯罪は決して遠い世界の話ではなく、
いつ身の周りで起こってもおかしくない話だと知るきっかけになり
絶対に法に背かないようにしようよ心に誓った事件でした。
犯罪は当事者だけでなく周りの大切な人も気付付けてしまうのだ
ということを心の底から理解出来ました。
II. 国家賠償
被告:東京都
原告:飲食店会社
判決:未
国を相手に戦うこともあるのか!
と驚いた事例。印象に残っている点は
・朝イチで整理券の交付があり、傍聴席が抽選制だったこと
・東京都のコロナウィルス対策に抗議するものだったこと
・傍聴席の先頭にずっと帽子を被った謎のおばさんがいたこと
・流石に都知事の尋問は無しになったこと
裁判では人気なものは整理券を使った抽選になります。
そして複数回にわたって裁判するものも少なくなく、今回は判決は出ませんでした。
III. 裏スロで違法に稼いだ中年
被告:40代男性、フリーター
判決:有罪、懲役1年、罰金100万円程度
ただし執行猶予3年
・パチンコスロットの賭博店を二度開いていたこと
・それ以前は違法な風俗店を開いていたこと
・どれも場所は歌舞伎町
・被告の言葉に
「新宿に長く居すぎたため、法を犯すことに鈍くなっていた。」とあった
・雇った人も捕まったこと
楽に金を稼ごうとしてもろくなことがないという事象の1つになりました。
誰かが言っていましたが、仕事をするならやはり
関わった人から「ありがとう」と感謝されて
お金を貰う仕事が良いと思いました。
そしてそういう仕事を既にしている人は胸張って生きて欲しいと思います!