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フリーホラーゲーム作者のアタマの中

浪人エピソード1

作者の作品で遊んでいる人ならわかると思いますが、
 浪人穢土百物語シリーズは主人公が浪人です。
 ...遊んでいなくてもわかりますね笑

 さて、この主人公の属性を「浪人」としたのには理由があります。
 それは作者自身が浪人経験者だからです。

 一話目は浪人前夜、全落ちの悲劇といったところかな。

 と言ってもいきなりここから語るのはもったいないので、
 作者の学業史をおさらいするところからのスタートになります。

 まず、ホイ卒の作者が小学校に上がりました。
 小学生の作者は文武両道でした。
 自分で言うのは気が引けるけど。

 親が
 「テストで100点取ったらポケモンの指人形買ってあげる」
 と言っていたので毎回百点をとって指人形を増やしていました。
 余談ですが、作者の家庭ではゲームが禁じられていました。
 みんながポケモンで遊ぶ中、話に必死について行こうとして
 指人形や下敷きなどのグッズをそろえて対抗していました。

 武のほうは小学3年生のころに「カポエイラ」という
 ブラジルの格闘技を習うことになり、
 高2くらいまでずるずると通っていたことに由来します。

 小学6年の誕生日に塾に行きなさいと言われ、塾通いが始まります。

 志望校は某中高一貫校でした。
 親に勝手に決められましたけど。

 塾では学校の点数が通用しませんでしたが
 色々頑張って志望校に合格出来ました。

 中高一貫校というと、来るべき大学受験に備えた強い学校
 というイメージがあるかもしれませんが、作者の所は違いました。
 生徒の個性や自主性を伸ばせる自由な校風が売りの学校でした。

 合格という実績を評価した親から
 ゲームを買ってもらえたのですが、
 今まで縛られていた反動で中高のほとんどをゲームに費やしてしまいました。

 テストでは平均点を彷徨っていて模試はE判定でした。
 それでも何とかなるかもと思って塾に通ったり、
 過去問を解いたりしていましたが

 勉強からの逃避でワンピースを見返し始めたりした結果、
 地元の国立大を含むすべての大学に落ちました(笑)

 センターは5割くらいだったような気がします。
 電気大も落ちました。
 「今まで全然勉強しなかった自分のせいやんけ」
 と軽くとらえ、(本当に軽い気持ちでした)
 「クソほど勉強してもっといい所に受かってやる」
 と野心を抱くようになりました。(今も昔もプライドだけはイッチョマエでしたね)
 そして遂に、本命の国立大後期の結果を見ながら
 作者は浪人することを決意したのでした。

 続く